2026年2月4日#309「最期に残るもの」

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今週は結婚されている方に向けて書いてみようと思います。
夫婦間で大きなトラブルや決定的な争いなどがない場合でも、腹がたつ時や虚しい気持ちになる時、理解し合えないからこの結婚はもう終わりにしようか、なんて思う時ありますよね? そんな時、 そんなあなたに、お役に立てたら良いなと思って書いてみます。

実は私「病気で自分の命を終えていく過程」を疑似体験するワークショップに参加したことがあります。

もともとこのワークショップはホスピスの職員のために作られたものなのだそうで、本人や家族がどんな喪失体験をしているのかを知り、最後の日々の生命の質を高く保つように開発されました。

ワークショップの内容としては、まず始めに自分が大切にしているもの20個を書き出します。そして、その「大切にしているもの」をストーリーを聞いている途中で少しずつ「捨てて」いくのです。隣の席の女性は号泣しておられました。

ストーリーの内容はこんな感じです。
「ある日、体に異変が起きた・・・、なんだろうと不安になる・・・それが重篤な病だと知り・・・病気がどんどん進んでいき・・・」みたいな感じで「私」の人生がどんどん終わっていくストーリーを傾聴し続けます。話を聞くだけだからと平常心で臨みましたが、実際にワークショップを受けてみると胸に迫るものが、確かにありました。

全体で90分くらいだったと思いますが、始めにあった20個の「大切なもの」が「最期」の瞬間には1つになりました。

このようなワークショップはたくさんあるのかもしれませんし、私が参加したのは1回きりなので、これが全てだとは思えません。が、
その時に「知ったこと」が実はたくさんありました。鑑定家として、とても勉強になりました。

私がいちばん驚いて、いろんなセミナーなどでお話ししているのは

最期に残る「たった1つの大切なもの」が「夫」「妻」だった人が多かった

「夫・妻」と書いた紙を最後まで残した参加者が多かったということです。仕事や地位、お金、子どもさえも、案外早い段階でみなさん手放したとおっしゃっていました。すごくビックリしました。

普段生活していて「旦那がむかつく!」とか「妻が嫌いだ」なんて思っておられる方はいらっしゃいませんか? office橙花にもそんなご相談でいらっしゃる方がたくさんいます。

でも、
それは自分が元気な時だから、かもしれません。
夫や妻が元気だから、なのかもしれません。

自分の人生が終わってしまいそうな時、この世とさよならしなければいけない時、最期まで一緒にいたいのは、もしかしたら夫や妻なのかもしれません。
そう考えたことはありますか?

もし、自分は元気だけど、夫や妻を失ってしまうかもしれないと思った時に、みなさんはどう思われるでしょうか? 

今の険悪な関係ではなく、かつて仲が良かった時のこと、昔ラブラブだった時のことを思い出すのかもしれません。

自分がもっともキラキラと輝いていた時に
隣にいた人が夫や妻だったのかもしれません。

いちばん良かった自分を思い出させてくれる人かもしれません。

たとえば今、離婚したい! 夫に腹が立っている!妻が嫌いだ!と思っておられるのであれば、過去のふたりのこと、そして未来のふたりのことを、いちど考えてみても良いのかなと思いました。

あなたが幸せでいるために、あなたが幸せになるために。
「夫」や「妻」が必要だと気付いた人も多かったという話をしてみました。
では、また来週!

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