2023年11月29日 #196「親はなくても子は生きる」

こんにちは!お元気ですか?
今週は月の5週目。「橙花が普段考えていること」を書いてみたいと思います。

 実は私。学生の頃からバンドをやっていました。年に何回か新宿や吉祥寺のライブハウスに出演したりしていて、夢はプロミュージシャンになること。その夢が叶ったのか、叶わなかったのかは分かりませんが。(その辺のところはまた次の機会に)

 今回お話したいのは、その音楽仲間たちの話です。
私の音楽仲間は私よりもかなりお兄さん方です。驚くことに彼らの多くは今でも音楽活動を続けています。(何十年やっているんだろう?)

 音楽活動を続けている仲間の中には、社会にうまく馴染めない人も多く、何で食べているんだか分からない人や誰かに助けてもらっている人、親の財産で生きている人なんかもいてバラエティー豊かです。今現在のはかりで言うと発達障害のくくりに入る人や軽く病気の人もいて、「世の中が生きにくくてさ〜」で結構 美味しいお酒を飲んでいるようです。

 彼らはすでに60代になっていて、ほとんどはご両親が亡くなっています。自分で家族を作った人、一旦作った自分の家族を手放した人、初めからひとりで生きている人もいて、みんなそれぞれです。
 若い頃は「きっとこの人たちは中年くらいになったら死んじゃうんだろうな〜」と想像していましたが、案外みんな生きています。親がいなくなっても、そこそこ元気でやってます。

 話変わってoffice橙花での話。よくあるのが「発達に心配のある子ども(息子さんが多いですね)に何をしてあげたらいいのか?」というご相談です。親であるご相談者が子どもの将来に不安を感じて、してあげられることならなんでもしてあげたい!と切羽詰まっています。

 その際の親御さんの心配が「仕事のこと」「金銭感覚のこと」「社会常識に馴染めないこと」だったりするのですが、私個人としてはその辺りをちょっと疑問に思っています。

 長くこの仕事をしてきてよくわかったのはすべての悩みは最後に「寂しさ」に帰結するということです。
 お金の悩みでも仕事の悩みでも、最後は「誰も私を理解してくれない、私はひとりぼっちだ」という心の叫びになります。もちろんご自身が発達障害だとおっしゃっている方々だって同じです。人間はみんな寂しいのです。

 そう考えると、お子さんの将来に不安がある場合、親がやってあげられることってなんでしょう? 親は子どもを残してこの世を去らねばならないのに。
 私は、それは「人との付き合い方を教えること」なのではないだろうか?と思います。

・被害者意識の強い性格のお子さんにはどう言ってあげたらいいだろう?
・友たちの気持ちがわからなくてトラブルを起こしがちなお子さんはどうしたら?
・友達が欲しい、恋人が欲しいと思っているお子さんは何をしたらいいのだろう?

 私の周りの「親を亡くした60代のアウトサイダーたち」が、そこそこ楽しく生きているのは、やっぱり横のつながりがあったからだと断言できるような気がします。話ができる相手、電話ができる相手、お金がなかったら転がり込める家、そんな彼らの居場所があってこそ、彼らは生きていられるのだと。

 お子さんの将来に不安がある親御さんは、「社会にお子さんを合わせる方法」ではなく「お子さんに仲間を作ってあげる作戦」に方針を転換されたらいいのではないかと思うのです。そのためのモチーフは何なのか?「趣味」なのか?「職場」なのか?「芸術」なのか?「遊び」なのか?そこをお子さんと一緒に考えて行かれたらいかがでしょう。
親が死んでも子どもはずーっと生きていくのですから。

では、また来週!

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