鍵の数〔8の人〕は、生まれながらに高貴な品格を備えた「位の高い人」です。誰かの上に立つポジションがしっくりくるはずです。たとえば職場の部下に指示を出すこと、趣味のヨガで新人にポーズを教えてあげること。「社長、部長、先生」など、たしかな肩書きや地位は、〔8の人〕にとって安心材料なのです。
部下や後輩を大切にしますから、親切な先輩、頼もしい上司であることでしょう。その延長で考えれば、子どもを育てる親業は〔8の人〕に向いていると言えます。
基本的に大変に真面目です。親の責任や親のなすべき道を真面目に考え、子育てにも努力を惜しみません。
しかし忘れてならないのは、〔8の人〕はプライドを何より大切にするという真実です。それゆえ、〔8の親〕は、「人より上にいく」ことを子どもに期待します。「人に評価されること」「認められること」を重視し、常に相対評価の価値観で生きているのが〔8の人〕なのです。
そして、血統や血縁に重きを置く〔8の親〕は、自分の子どもは「自分自身の一部」だと考えます。「自分の子どもならば優秀な学校に入れるはずだ」「自分の子どもならば上品な振る舞いをするはずだ」と子どもを律します。我が子が自分とは違う価値観を持つことなど、想定外なのが〔8の親〕なのです。
そんな親に育てられた子どもたちが、成長して大人になりました。さあ、どんな親子関係でしょう?
〔鍵の数1の子ども〕×〔8の親〕
〔8の親〕と1のあなたに似たところがあるとするならば、上昇志向である点です。あなたは努力することが当たり前だと教えられてきたはずです。もともと〔1の人〕はがんばり屋さんなので、仕事に家事に、子育てに、全力で取り組んでいますね。いつも最高を目指しています。
〔8の親〕はそんなあなたを応援しています。〔1の人〕には努力し、やりとげる実力があるので、〔8の親〕は静観しているはずです。独立心の旺盛なあなたには付き合いやすい相手でしょう。〔8の親〕に喜んでもらうには、親に「自慢できるネタ」を報告することです。それはすごく小さなことでもいいのです。「自転車の最新モデルを買ったよ!」「 1日講習を受けて資格を取ったよ!」。〔8の親〕はすごく喜んでくれるはずです。
〔鍵の数2の子ども〕×〔8の親〕
あなたは〔8の親〕を信頼していますね。言っていることがぶれない〔8の親〕は、厳しいことも言いますが安定感があります。〔8の親〕はあなたを大切にしてくれるはずです。あなたのほうも、(価値観に相違はあるとしても)親の「こうしたほうがいいよ」というアドバイスを聞いて、間違うことはないでしょう。
しかし〔8の親〕は、あなたをかわいく思うあまりに、無理な期待をかけるかもしれません。大企業に就職してほしいとか、もっと出世しそうな人と結婚してほしいとか。従いたくないときは、ハッキリと断りましょう。殺し文句は「お母さんの言っている通りにすると、私は失敗してしまう」です。〔8の親〕は失敗を嫌う人なので、あなたの気持ちを理解してくれるはずです。
〔鍵の数3の子ども〕×〔8の親〕
あなたは〔8の親〕にとって宝物です。あなたはとても大切にされています。でも、その大切に思われる気持ちが、あなたを苦しめるかもしれません。「ちゃんとしなさい」と言われて育ちませんでしたか? あなたを「立派な人間」に育てることが〔8の親〕の最大の望みたったはずです。
〔8の親〕が望む「立派さ」とは、人より上に立ち、わかりやすい肩書きや地位を獲得することです。
しかしあなた自身は、地位や肩書きに価値を感じません。それよりも自分の好きなことで能力を発揮したいと思っているはずです。
〔3の人〕は何かの能力に長けている人が多いのですが、それが学術的な方向であったならば〔8の親〕は幸せに思うでしょう。しかし芸能・芸術・コミュニケーション能力など、数字や地位に置き換えられない能力の場合は、〔8の親〕は不安に感じるでしょう。たとえばあなたが急に「お笑い芸人になる!」と言い出したら。「大学やめてアフリカに行く!」と言い出したら。〔8の親〕は心配で反対するのではないでしょうか。
しかし、あなたはやりたいことをやるべきです。〔8の親〕のもとで窮屈さを感じるならば、親を無視し、家を出ましょう。親を裏切ることにはなりません。どこまで行っても〔8の親〕はあなたの親で、あなたを大切に思っているから大丈夫です。
〔鍵の数4の子ども〕×〔8の親〕
あなたと〔8の親〕はとても相性がよいと思います。〔8の親〕の持っている価値観は、あなたに近いものがあります。親子でしっくりくる価値観を持っているのは幸せなパターンなんですよ。
4のあなたは地道に努力を重ねることができる堅実派です。一生懸命に受験勉強をする姿や、仕事でクタクタになっているあなたの努力を、〔8の親〕は心から頼もしく思っています。堅実な性格のあなたの選ぶ道はきっと〔8の親〕を満足させるでしょう。
「家族とはユニットである」「親は子を守り、子は親を敬うものである」といった考え方も一致しているはずです。2人は良い関係です。
しかし、ケンカをした場合はちょっと大変です。あなたは頑固で自分の意見を曲げたくないし、〔8の親〕はプライドが高いので自分が謝るべきだと思ってもなかなか頭を下げられません。だって自分は「親」なんですから、「子どもより偉い」と信じているのですから。
もしも親子喧嘩の末、口もききたくないといった状況になったら、〔8の親〕は謝りたくても謝れない人なんだな〜と思い出しましょう。気持ちはこめず、言葉だけの「ごめんなさい」でもかまいませんので、仲直りの意思をあなたのほうから示してあげてください。
きっと〔8の親〕は心のなかでとても感謝すると思います。
〔鍵の数5の子ども〕×〔8の親〕
あなたは魅力的な人です。華やかな雰囲気を持ち、物おじせずやりたいことにチャレンジする勇気があります。
〔8の親〕は総じて堅い感じがする人が多く、攻めるか守るかで言ったら守るタイプの人です。どんどん攻めて結果を出していくあなたの姿は、〔8の親〕の目にキラキラと輝いてうつるはずです。
たとえば、小学校の学芸会で主役を取れなかったとします。もしも〔8の人〕が主役を取れなかったら、それだけで大ショックです。「脇役をやるくらいなら辞退する」、もしくは「次の年から学芸会自体に出ない」選択をするでしょう。
しかし、〔5の人〕は違います。主役を食うぐらい生き生きと演技するあなたに、会場は大きな拍手を送るでしょう。そして次の学年ではもっといい役を得る。そうやって自分の存在感を確固とさせていくあなたの姿を、〔8の親〕は素晴らしいと感じているはずです。
あなたと〔8の親〕は正反対かもしれません。地位や賞といった目に見えるかたちでの名誉を重んじる〔8の親〕に対して、あなたは人気や楽しさを得たいと思う人です。たとえるならば「官僚vsストリートミュージシャン」。正反対なのです。ですから進学や結婚といった人生の大きな分岐点では、ぶつかり合うこともあるでしょう。「まともさ」を求める〔8の親〕に対し、「そもそも、まともかどうかなんて、どうでもいい」というのが5のあなたですから。
若いうちはなかなかわかってもらえないかもしれません。でも、長い時間をかけて、親を納得させることはできます。それには、あなたが楽しそうに生きているのを見せるのがいちばんです。〔8の親〕は何を言っていたとしても、内心はあなたの応援団長なのです。あなたも年を重ねると親の生き方が理解できるときがくるでしょう。いつかきっとわかりあえる。そんな親子関係です。
〔鍵の数6の子ども〕×〔8の親〕
〔6の人〕は「賢い人」が多いです。勉強の成績がいいという意味ではなく、「どうやったら自分が得をするか」、「どうやったら他人をうまく動かすことができるか」という分野での達人なのです。たぶんすべての数字のなかで、「うまくやる人NO.1」だと思います。この能力があるかないかで、社会での生きやすさは大きく違うでしょう。たとえば友人関係で不和が起きない(イジメにあったりしない)、職場でもコミュニケーション能力が給料に反映される、異性にモテるなど、良いことがたくさんあります。〔8の親〕はそのことに気づいています。我が子が「うまくやれる人」であることに満足しているでしょう。
〔8の親〕は奥ゆかしいところがあります。人に親切にして拒否されたら嫌だという気持ちから、優しさが表に出にくいこともあるかと思います。大人同士になったいまでは、あなたのほうが相談にのってあげることが多いのではないでしょうか。あなたの気配りで〔8の親〕の心が軽くなることも多いと思います。人間の裏側が怖い〔8の親〕にとって、人の気持ちの裏までわかるあなたのアドバイスは、とてもいいなぐさめになると思います。安心させてあげてくださいね。
〔鍵の数7の子ども〕×〔8の親〕
基本的に価値観が違うふたりです。フォーカスしている場所が違います。〔8の親〕は自分や家族が「周囲からどう見えているか」が重要、あなたは「自分が見ている世界」が重要です。
〔8の人〕が官僚ならば、〔7の人〕は研究者。〔8の親〕が最重要に思っている「プライド」は、あなたにとっては意味のないものかもしれません。
〔8の親〕は子どもを律して育てたはずです。立派で肩書きのある一流の大人にしたいと思っているからです。有名大学への進学、官僚や一流企業への就職などわかりやすく成功した人間として子どもを育てあげるのが、親の使命だと思っているところがあります。しかしあなたは立派だの一流だのというのは、ピンとこないかもしれません。
8と7の違いを端的にあらわす、エピソードを紹介します。
テーブルに残っている最後のひとつになったお菓子(東京では「関東ひとつのこし」って言います・笑)を、周りの人たちが「食べたいな~、でも手を出したらはしたないって思われるかなぁ」と躊躇するところ、〔7の人〕は「残したらもったいない」とさっさと口に放り込みます。〔8の親〕は最後のひとつには手を出せませんし、あなたの行動にビックリするかもしれません。だって自分の子どもですもの、自分と同じ行動をするに違いないと思い込んでいるのです。
家族観も違います。血のつながりを重要に思う〔8の人〕に対し、〔7の人〕は家族とのつながりが希薄です。
〔8の親〕は子どもを愛します。自分の大切な大切な家族です。それで、どうしても子どもに口出しをしたくなります。しかし〔7の人〕は親の声をまともに聞きません。上手にスルーします。誤解のないように言っておきますが〔7の人〕だって親を愛しています。はたから見るとそうは見えなくても、7と8のあいだには、たしかな愛情の交換がされているのです。
〔誕生数8の子ども〕×〔8の親〕
待ってました!〔8の子〕と〔8の親〕。どうですか? 大人になって仲の良い親子になっていますか?
〔8の人〕というのは本心が外からはわかりにくい人です。特に寂しいときや悲しいとき、つまり弱っているときに、それを絶対に他人に気づかれたくありません。
では親子のあいだではどうでしょうか?
〔8の親〕は愛情深く、しかし子どもを厳しく育てようとします。ですから子どもも小さいころから自分は立派であらねばならないと考えています。いつも成績は優秀であるとかスポーツでメンバーに選ばれるとか、結果を出すことを求められます。そうやって育てられた子どもは2種類に分かれるようです。
① 自信を持って自分から人生を切り開く。
② 失敗するくらいならおとなしくしていたほうがマシなので、何もしない。
どちらもプライドが高いという意味では同じなのですが、見え方と結果が違います。
もしあなたが①のタイプの人であるならば、〔8の親〕と同じ高い目標を持ってイキイキと生きておられると思います。親御さんもお喜びです。
もしあなたが②のタイプの人であるならば、〔8の親〕は困ってしまいます。もう大人同士ですから「勉強しなさい」とか「なんで挨拶しないの!」とか言わないとは思いますが、
あなたに何か言いたくてたまらないかもしれません。
いずれにせよ、あなたはまず親と同じ価値観であることから解放されなくてはいけません。そういう意味では上記の〔鍵の数7の人〕×〔8の親〕の関係が良い参考になると思います。親の言うことをスルーする、熱くならない、我を張り合わない。
あなたはあなただし、親は親で別の人間なのですから、親の言うことが100%正しいと思わなくてよいのです。心理的な距離を保つことが、あなたが自分の人生を生きていくコツになるでしょう。
〔鍵の数9の子ども〕×〔8の親〕
きっとあなたがいるおかげで〔8の親〕は幸せでしょう。あなたは親を大切にしますし、〔8の親〕の良き話し相手でいるはずです。〔8の親〕が困ったとき、物理的にも心理的にもあなたは〔8の親〕の味方になってあげられます。〔9の人〕は頼りになる存在なのです。
また、世間には困った人やダメな人がたくさんいて、もっと良い世の中になればいいなとあなたは努力しているはずです。そして〔8の親〕はその気持ちに共感してくれます。
ひとつ心配があるとすれば、あなたが自分の配偶者よりも〔8の親〕を優先してしまうかもしれないことです。たとえば正月は妻がなんと言おうと毎年実家で過ごしたり、子どもの行事よりも親の用事に付き合ったり。それでうまくいく場合はいいのですが、親を優先したことが夫婦間に遺恨を残すこともあるかもしれません。
あなたは聞き上手なので、配偶者の気持ちもくみ取って両者のバランスをとってほしいです。確かに親は大切な存在です。しかし、配偶者もあなたにとっては大切な存在です。あなたに残るのは親ではなくて配偶者のほうなのです。
〔鍵の数11の子ども〕×〔8の親〕
〔11の人〕には、親子関係についてのアドバイスは必要ないかもしれません。大人になった〔11の人〕は、すでに〔8の親〕よりも精神年齢がずいぶん上です。〔8の親〕がプライドを大切にすることや、目の前の小さな出来事を気にしすぎる様子を、少し離れたところからあなたはこんなふうに眺めています。「プライド高いなー。言わせとけばいいのに。放っておけばいいのに」と。
でも〔8の人〕は、自分が親であるというだけで、いつまでも「上の立場」から物を言ってくるでしょう。
常に先を見据え、世のため人のために、心も体も忙しくしているあなたにとって、小さなことで傷つく〔8の親〕は、もしかするとおろかに思えることがあるかもしれません。〔11の人〕は、「身内はあとまわし」の人ですので、親への気遣いをついついおろそかにしてしまいがちです。でも、親孝行は期間限定です。できれば頻繁に〔8の親〕の様子うかがいをしてくれるといいなぁと思います。
〔鍵の数22の子ども〕×〔8の親〕
あなたはチャンレンジャーです。仕事をバリバリやって出世に出世を重ね、果ては政治家になっているかもしれません。または、南の島に住んでみたい!と、家族を引き連れて移住するのかもしれません。いつもやることが劇的で勢いがあります。〔8の親〕はそのように行動的なあなたを誇らしく思っているでしょう。
あなたは親のことをあまり考えないかもしれません。それよりも配偶者や子ども、自分の会社の従業員たちといった、いま自分が責任を負っている人たちのことを、いつも気にかけています。人を率い、人をあなたの力で潤わせることで、はじめて22らしさが出るのですね。
もしかしたらあなたは〔8の親〕が望むような人生(だれから見ても立派な経歴)を歩んでいないかもしれません。でも、あなたなりの最良な結果を〔8の親〕に見せてあげることができます。あなたの人生は終わりまでドラマティックに展開していきます。あなたはあなたの思う通りに人生を謳歌してください。〔8の親〕はあなたを見守っています。
〔鍵の数33の子ども〕×〔8の親〕
あなたは漂う浮き草のようです。ふわふわしていると言えますし、実は根が強く生命力があるとも言えます。あなたの生き方を〔8の親〕は認めてくれているでしょうか?
33というのはこういうものだと断言できない複雑さを持っています。ひとりの人に複雑な内面が含まれているというのではなくて、カテゴラズできないくらいいろいろなタイプの人がいるのです。「芸能人、有名人で数秘33」というので検索してみてください。びっくりするくらいバラエティに富んでいます。共通していることは、「つかみどころがなく他人から理解されにくい」ということだと思います。
さて〔8の親〕は「人からどう思われるか」を大切にする人です。自分の子どもも立派でいてほしいと思っていますし〔33の人〕もそういうふうに育てられたはずです。もちろん立派に成功している〔33の人〕の人はたくさんいます。一方、一般社会とうまく適合できないタイプの人もいます。転職や結婚離婚を繰り返したり、経済的に困窮していたり。そのことは、〔8の親〕にとっては厳しい現実です。でも、二人のあいだに軋轢が生まれることは少ないでしょう。
〔33の人〕は基本的に人と争うのが苦手ですし、親とは仲良くしていきたいと思っています。理解しあうことは無理でも、慈しみの気持ちを持ち合う親子関係です。