〔11の人〕は使命感の人です。私がやらなきゃ!という感覚で生きています。
活動的な〔11の人〕が多いようです。たまに無口なタイプの〔11の人〕もいますが、それでも誰かのために何かしているというのは同じだと思います。
〔11の人〕はよくお節介な人だと言われます。目の前に困っている人がいると、頭で考えるよりも体が先に動いてしまいます。得をしようとか、感謝されようといった計算は一切ありません。しかし、純粋に善意の行動だからこそ理解されないことも多いのです。「頼んでもいないのに迷惑だ」「なんで関係のないあなたが口出しするんだ」などと言われて、傷つくことがあるかもしれません。でもそんなことでめげる人ではありません。人の目なんて気にせず、苦労を買って出て、がんがん動きます。
火中の栗を拾って苦労する、という場合も多いのですが、ほかの数字の人よりも喜びが多いのではないかとも思います。人を助け、そばで見守るからこそ、転んだ人が立ち上がる素晴らしい景色を見ることができる。それが〔11の人〕の喜びです。たいへん味の濃い人生だと思います。
ただし、自分の子どもについては「大丈夫」と信じているがゆえに、身内を助けることがあとまわしになりがちです。
そんな親に育てられた子どもたちが、成長して大人になりました。さあ、どんな親子関係でしょう?
〔鍵の数1の子ども〕×〔11の親〕
おたがい誠実な人です。〔11の親〕はあなたのまっすぐな志を喜んでいると思います。「さすが私の子どもだ!」と。あなたの向上心も努力もよ〜く理解して応援してくれます。あなたにとっても〔11の親〕は尊敬できる頼もしい親のはずです。素敵なマッチングです。
大人になったあなたは、もしかしたら〔11の親〕と同等の人間力を持っていると思っているかもしれません。「私はもう大人だ。うまくやれる」と。
しかしそれはちょっと違います。
〔11の人〕の視野の広さや「わかっている感じ」は、12の数字のなかでもピカいち、群を抜いています。あなたの見えてないことが見え、あなたの聞こえないことが聞こえているのです。
この世界で生き抜いていくにはあなたは純粋で一本気すぎるので〔11の親〕のような広い見識が必要です。直進的で勢いがあるあなたが、ガツンガツン壁にぶち当たっているとき、〔11の親〕は、的確なアドバイスをしてくれるはずです。〔11の親〕のいうことには必ず理があると思います。〔11の親〕はいつまでもあなたの良き師であり続けるでしょう。
〔鍵の数2の子ども〕×〔11の親〕
あなたは〔11の親〕に似ているはずです。思いやりがあり、自分だけのために生きているのではなく、必ず周りの人にも思いを寄せているところがあなたと〔11の親〕の共通点です。
〔11の親〕は、あなたにはない強さを持っています。そして時に強引に思えるような主張をします。それはあなたを守るためだったりほかの誰かを助けるためだったりします。
〔11の親〕はお人好しです。隣の奥さんが急病になったときにご飯を作って持って行ったり、見ず知らずの人が雨で困っていたら傘をあげたり。見返りを期待しない〔11の親〕の親切をみんなが感謝している場面を、幼いころからあなたも見てきたのではないでしょうか。その誠実さを誇りに思っていることでしょう。
今やあなたも大人になりましたし〔11の親〕も歳を重ねました。〔11の親〕の無私の思いを引き継いでいくのが、あなたの務めなのではないでしょうか。きっとほかの数字の親に育てられた〔2の人〕よりも、〔11の親〕の子どもとして生まれた2のあなたには勇気が備わっていると思います。〔11の親〕はたくさんの勇気をあなたに見せてくれたはずですから。
いつか〔11の親〕の教えを継承していってくださいね。大きなことを言っているのではありません。困った人を見かけたら自分から声をかけてみるとか、重たい荷物を持ってあげるとか。あなたらしいやり方で、〔11の親〕のあたたかな善意を引き継いでいってほしいと思うのです。あなたは、人助けの素晴らしい才能を持っています。
〔鍵の数3の子ども〕×〔11の親〕
あなたと〔11の親〕の共通点は、前向きところです。やりたいことに対して、頭で考えるよりも先に体が動くふたりです。
〔11の人〕はそもそもポジティブです。仕事や人間関係でうまくいかないことが重なったようなとき、人生に疲れることはたしかにありますが、それでも前向きに生きていくことをあなたは〔11の親〕から教えられてきたはずです。
〔11の人〕は苦労人です。ほかの人よりもずーっといろいろな経験をしてきています。その理由は「見て見ぬ振りをしない」からです。たとえばシビアな揉め事に仲裁役として立ち会ったり、地域や学校の役員などを引き受けて尽力したり。みんなが「面倒だな〜。忙しいから関わりたくないな〜と」思うようなことにも、ちゃんと前向きに対処していきます。
一方で、あなたは面倒なことはスルーしようとするくせがありますね。人のために動くよりも、自分のやりたいことをとにかく今やりたい!という気持ちが強いのです。あなたのそんなちゃっかりした部分を〔11の親〕は許してくれましたか? 「なんで助けてあげないの?」なんて言われたこともあるかもしれません。
でも、あなたはそのままで大丈夫なのです。自分のやりたいことをやりきるというのが、〔3の人〕の人生です。
〔11の親〕が教えてくれたポジティブに生きていくことは忘れないで、夢を実現していってくださいね!
〔鍵の数4の子ども〕×〔11の親〕
あなたから見ると〔11の親〕は「無駄が多い人」ってところでしょうか。いつも忙しそうなわりには地位やお金や権力を得るわけでもないし、得もしていない。
〔4の人〕の行動パターンには目標や目的があります。到達点を見据えたうえで無駄なく動いています。でも〔11の親〕の場合は、その場その場で助ける相手が違ったり手段が違ったりします。「うわ! 人が倒れている! 救護だ !救急車だ!」と人命救助していたかと思えば、独居老人のおしゃべりにずーっと付き合ったりして。その上、自分自身も仕事で大忙しだったり。いつも一生懸命です。
〔4の人〕には、〔11の親〕が、あまりにもいきあたりばったり動いている、もしくは振り回されているように見えて、理解できないことも多いでしょう。
わかりやすい言い方をしますと、〔11の親〕は人助けが趣味なのです。「好きでやってる」のです。何も得はしないし、苦労も多いけれど、やることにこそ意味があり、喜びがある。
〔11の親〕はあなたに手伝ってくれと言うかもしれません。無駄に思えても、あなたにとって意義のある経験になるので、ぜひ手伝ってあげてくださいね。
〔鍵の数5の子ども〕×〔11の親〕
「冴えている」ふたりです。あなたは直感力が優れていますし〔11の親〕は総合的に判断することや先の見通しができる人です。ふたりがそろうと何かできそうです。商売を始めたり、組織を形成したり、ふたりで何かの計画を立ててみたらいかがでしょうか?
たとえば、あなたの特技が絵を描くことならば個展を開いてみるとか、イベントで飲食のブースを営業してみるとか。冴えているふたりならではの、素晴らしい結果が得られるはずです。その利益を社会に還元できるような仕組みがあれば、〔11の親〕にとってもっとやりがいのある活動になりますね。
もし何もする気がないとしても、一緒にいるだけで刺激になる組み合わせです。おたがいアンテナが張っている人なので、情報交換だけでも楽しいでしょう。
〔11の親〕はいつも体が動いている人です。家でゴロゴロしている感じの人があまり好きではないので、5のあなたのように興味がたくさんあって活動的な人とは相性がいいと思います。
〔鍵の数6の子ども〕×〔11の親〕
要領のいいあなたから見ると、〔11の親〕はどのように見えるのでしょうか?
あなたと〔11の親〕は正反対の人です。思いやりのあるところは似ていますが、あなたと違って〔11の親〕は「うまくやる」ことが上手ではありません。うまくやりたいと思ってすらいません(笑)。
もちろん知的な人ではあります。それはあなたと同じです。しかし〔11の親〕は「タイミングをはかる」とか、「自分に有利になるように動く」といった選択をしません。いつも相手にとって必要なときに行動を起こします。そして見返りも賞賛も期待していません。ですからあなたから見ると〔11の親〕はいつも損をしているような、ダサい感じに見えるかもしれません。
人を助けるのは〔11の親〕の趣味のようなものです。好きでやっているのです。それが周りからどのように見えても気になりません。泥だらけになって誰かを助け起こすとか、知らない誰かに何かを買ってあげるとか、あなたが躊躇してしまうような思い切った行動ができる人です。〔11の親〕の行動を、洗練されていないと感じるかもしれませんが、私は見習ってほしいなぁと思います。
〔鍵の数7の子ども〕×〔11の親〕
タイプが違うように見える親子なのですが、案外わかりあえるふたりです。天と繋がっているようなでところが共通点です。
7のあなたはクールで冷静な人、対して〔11の親〕は熱くポジティブな人ですが、「物事がわかっている」ところが似ています。「人生とは」「人間とは」「この世とは」といった根源的な世界観が同じなのです。
ですから、ほかの親子では衝突してしまうような場面でも、助け合うことができます。たとえば〔11の親〕が、自分に利がなさそうな難易度の高い事業を始めようとしたときなどがそうです。ほかの数字の娘や息子が親を止めようとするようなときにも、7のあなたは「それで気がすむのならば、損をしてもやったらいいよ」と応援できます。結果を重視するのではなく、「行動すること、追求する姿勢」に賛同するのです。そして、〔11の人〕のやむにやまれぬ行動が、「祈り」に似たものだと、あなたは自然に理解しています。
もともと7のあなたは修行のような厳しさを好むところがあります。目の前の結果よりももっと先を見据えるような、求道のような感覚です。ふたりにしかわからない何かを共有している、素敵な親子です。
〔鍵の数8の子ども〕×〔11の親〕
〔11の親〕は立派ですね。あなたの手本のような人です。仕事をすれば人の上に立っているでしょうし、家庭のなかでも核になっているような存在感のある人です。あなたの疑問や悩みもよく理解してくれます。〔11の親〕は「わかっている人」だからですね。
もしかしたら、〔11の親〕は大人になったあなたにもお節介をやいているかもしれません。あなたはあなたで立派な大人でしょうから「もう大丈夫だから」って言ってあげてもいいかもしれませんね。
でももし、あなたにまだ〔11の親〕が必要ならば、喜んであなたのそばにいてくれるはずです。〔11の親〕の前で、あなたは安心して大丈夫です。
〔鍵の数9の子ども〕×〔11の親〕
「愚痴るな!」って言われませんか?〔11の親〕から。あなたと〔11の親〕は似ています。人の面倒をみるところがです。でも、〔11の親〕は、愚痴を言いません。とにかく行動あるのみ、ダメなら別のやり方を試す、動く。絶対に「評論家」にならないのが、〔11の人〕なのです。
9のあなたは何でも話し合いで決めたい「和をもってなす」人です。それゆえに深く考えすぎて行動にうつすことができず、弱音を吐きたくなっちゃうときがあります。〔11の親〕は弱音を吐くのが嫌いなのです。
それでも〔11の親〕は、あなたが優しい子どもだとわかっています。厳しく育てられたかもしれませんが、大人になったいまでは、対等に笑いあえる関係になっているはずです。もしもあなたが考えすぎてぐるぐる回ってしまうようなとき、〔11の人〕は違う価値観を差し出してくれます。たくさんのことを教えてもらってくださいね。〔11の親〕は素晴らしい人です。
〔ゾロ目親子の組み合わせ〕
まずおふたりの親や兄弟など血のつながりのある姻戚関係のなかで、11、22、33といったゾロ目の数字の人がいないか確認してみてください。私が長く鑑定をやってきて感動したことのひとつに「数秘は遺伝する」という事実があります。
たとえば思慮深い家系とか華やかな家系とか、持って生まれた数字を見ただけでその家系の雰囲気がわかります。それはたとえば背が高い遺伝子とか色白な遺伝子のような体の特徴と同じです。顔形が似ているように数字も似ていたりするのです。
そのひとつにゾロ目の遺伝子があります。ゾロ目というのは天から特別にお務めを与えられていることなのですが、家族の数字をたどっていると、ゾロ目がたくさん出てくる家系というのがあります。母方か父方かのどちらかに集中して出てくる場合が多く、「遺伝」を感じます。
〔鍵の数11の子ども〕×〔11の親〕
同士のような親子です。熱く語り合ったりしているのではないでしょうか。1〜9の人たちは自分の人生に一生懸命ですが、11、22、33のゾロ目のみなさんは他人のために生きているようなところがあります。ゾロ目にはお役目があるのです。
特に〔11の人〕は数も多く、いろんな場所でがんばっています。お役目があるということは苦労も多いというわけです。特に人がらみの苦労です。11の人はだれかのために動く人ですが、それがすべて好意で受け入れられるとは限りません。それに物事のわかっている〔11の人〕から見ると、周りの人はなんでこんなわかりきったことに気がつかないんだ!と疑問に思うことも多いでしょう。
あなたがた親子は同じ価値観を持っているので、おたがいの行動に共感ができます。それが周りの人たちの不理解で一時的にうまくいかない結果を生んだとしても(たとえば逆恨みされたとか、余計なお世話だと拒否されたとか)、ふたりのあいだでは失敗だとは思いません。
また、親子で生まれてきたことに意味があると思います。親の活動を子どもが引き継いで、親子二代という長い期間かけて成し遂げていく。または親がピンチのときに子どもが援護射撃をする。幸せな親子の縁を持っています。
〔鍵の数22の子ども〕×〔11の親〕
〔22の人〕は絶対数が少なく珍しい人です。11と22の親子の組み合わせは、家系的に何かお役目を与えられている特別な親子という気がします。
大きな使命を背負っているのです。お役目の内容は、おおざっぱにいうと人助けです。何か大業を成し遂げる、自分の回りの人達を導くということかもしれません。村のまとめ役から総理大臣まで、人助けの規模はさまざまに違います。ただし、多くの人があなたがた親子の助けを待っているかもしれない、ということを覚えておいてください。
22のあなたはめげない、ぶれない安定した人なので、11の親御さんを上手に励ますことができます。〔11の人〕が孤立したとき、情に流されないあなたが、しっかりとフォローすることができるのです。
〔鍵の数33の子ども〕×〔11の親〕
〔33の人〕は人からは理解されにくいことが多いでしょう。でも〔11の親〕はわかってくれます。〔11の親〕はただの人ではありませんからね。そういう点ではあなたはラッキーです。〔11の親〕はあなたの本質を見抜いていてくれるからです。
あなたは世間の風潮には迎合しません。それは時に摩擦を生みますが、それでもあなたは変わりません。確固たる大志を抱いているわけではなく「自分のすべきことを自分なりにやっている。それが自分の生き方だから」という感覚ではないでしょうか?
定職に就かなくても、適齢期に結婚しなくても、〔11の親〕は、やみくもに就職しろとか結婚しろとは言いません。
ゾロ目の数字の人は、何かのお役目を預かって生まれてきています。
実は〔33の人〕のお役目は、存在そのものです。芸能人や有名人のようにわかりやすい33もいますが、ごくふつうの市井の人であっても「生き方を見せること」が、お役目だったりします。
〔11の親〕はそのあなたが重要な存在であることを直感的に理解しています。ほかの人にはわかってもらえなくても。
親子として生まれてこられことが、ふたりにとって幸せでした。あなたのこれからの人生を〔11の親〕も見守ってくれると思います。