〔33の親〕とは?

〔33の人〕はつかみどころがありません。あまりにも多くのバリエーションが存在する数字ですので、33の人をひとくくりにまとめるのは、なかなか難しいところです。
共通するのは「流される人」「人に生かされる人」という部分です。
〔33の人〕ほど自分以外のだれかを必要とする人はいないかもしれません。いつもだれかに助けられていたり、人を頼っていたりします。そしてそれがとても自然なことなので、本人は助けられている自覚がありません。

33という数字は愛の数字と言われています。〔1の人〕や〔9の人〕が大切な人を愛するように、〔5の人〕や〔7の人〕が自分を愛するように、33は「みんな」を愛しています。ときどき、愛情深い部分が伝わりにくい〔33の人〕もいるのですが、多くの場合、漠然と「みんなが幸せだといいなぁ」「不幸な人がいないといいなぁ」と考えます。

〔33の人〕の家族観は独特です。家族でありながら馴れ合わないような、それでいてとても愛情深いような。
実の子どもであっても、〔33の親〕はあなただけのものにはなりません。たとえ一人っ子であっても、〔33の親〕を独り占めすることはできないのです。
〔33の人〕にとっての家族は、もっと広い意味を持っています。もしかしたら、地球全体を意味するのかもしれません。我が子を愛するのはもちろんですが、自分の子どもや家族だけを大切に思うのではなく、この世に生きているすべての人を等しく大切に思い、いつも世界中の不幸や理不尽に心を痛めているのです。

そんな親に育てられた子どもたちが、成長して大人になりました。さあ、どんな親子関係でしょう?


〔鍵の数1の子ども〕×〔33の親〕

あなたの目から見ると、〔33の親〕はのんびりしているように見えるでしょう。せっかちな1のあなたと〔33の人〕はスピード感が違います。キビキビ動く〔33の人〕もいますが、それも気まぐれで一貫性がないので、いつも迅速な〔1の人〕とは相入れません。ちょっとイライラするかもしれませんね。
〔33の人〕の価値観は独特です。あなたのように明確に「良いこと、悪いこと」を判断しているわけでもなく、たとえば昨日は「あの人嫌い」と言っていたかと思うと、次の日には「あの人とご飯食べに行くことにした」と言ってあなたを驚かしたりします。なぜ食事になんて行くのかと問われると「ん?誘われたから。」などと答えます。
〔33の人〕は断るのが苦手です。相手の好意を無にしたくないと考えるからです。たとえそれが嫌いな人であっても。もしかしたら自分の知らない良さがこの人にはあるかもしれない、この人は私に好意を持ってくれているのかもしれない。そんな気持ちが〔33の人〕にYesと言わせます。
あなたにとって〔33の親〕は常に謎の人です。でもふわふわ柔らかい感じの〔33の親〕をあなたは愛するでしょう。〔33の親〕も同じ気持ちです。理解はできないのに、おたがいに愛し合っているのがこの親子です。


〔鍵の数2の子ども〕×〔33の親〕

〔33の親〕はあなたの思いやり自体は理解するのですが、あなたの奥ゆかしさを美徳とは思わないかもしれません。
「言いたいことを言わない、したいことを我慢する」のと「優しさ」は、別だと考えるのです。
〔33の人〕は実に自由に生きます。それは人の親になっても同じはずです。子育てをしないでのんびりしていた親もいたかもしれません。人並みのお弁当を作ってくれなかったかもしれません。しかし、あなたにはわかっていたはずです。〔33の親〕はあなたが大好きです。掃除や洗濯、お弁当作りよりも、あなたを抱きしめることを優先させる親だったのではないでしょうか?
大人になったいま、〔33の親〕はあなたを頼っていると思います。〔2の人〕には包容力がありますから。あなたに甘える〔33の親〕もいるでしょう。
あなたが会社で嫌なことがあったとき、配偶者といさかいが起きて眉間にしわがよっているとき、〔33の親〕はこんなことを言うかもしれません。
「コンビニ行こうよ。アイス買ってよ」。
努力して我慢するよりも、おいしいものを好きな人と一緒に食べることのほうが重要かもしれないと気づかせてくれるのです。
〔33の親〕はあなたに甘え、あなたは〔33の親〕から自由を学ぶ。素敵な親子だと思います。


〔鍵の数3の子ども〕×〔33の親〕

気があう親子です。あなたは〔33の親〕の前では自由でいられます。同じく自由な魂のふたりです。あなたの無謀に見える行動も、〔33の親〕ならばおもしろがってくれるかもしれません。
「芸人になりたい? 夢があるね〜!」
「NGO海外派遣に参加したい? かっこいいね〜!」
あなたのことを決してしばらず、既成の価値観を押しつけない〔33の親〕のもとで、あなたは大きく翼を広げ、自由に飛び回ることができるでしょう。
〔33の親〕が子どもに望むことは、「生きていてほしい」です。実にシンプル。ただ生きていることがいちばん重要だと考えています。
もちろん、あなたは生きる気満々でいつも元気です。しかし自分の体調には無頓着でエネルギー切れで寝込んでしまうことがあります。〔33の親〕が気にしているのはその一点だけです。あなたが元気でいてくれればそれで〔33の親〕は満足です。あなたの楽しい話や嬉しかったこと、おもしろい経験をたくさん〔33の親〕に聞かせてあげてください。そして何よりも元気な顔を見せてあげてください。それだけで〔33の親〕は幸せです。


〔鍵の数4の子ども〕×〔33の親〕

〔33の親〕はあなたを頼りにしています。「うちの〇〇ちゃん(あなたのことですよ)はすごく賢い!」と思っています。あなたには〔33の親〕が持っていない能力がたくさんあるからです。先を見通して計画を立てること、お金の計算ができること、努力を継続し続けられること。〔33の親〕にはスーパーマンに見えるはずです。
力関係で言えばあなたのほうが上で、〔33の親〕を導いてあげるような感覚でいいと思います。
あなたが〔33の親〕に頼るべきは、人脈の作り方と人に素直に謝る方法を伝授してもらうこと。
4のあなたは、物事が順調に進むときは、とても力がある人ですが、うまくいかないときに、極端にダメダメな人になって、貝のように閉じこもってしまうこともあります。
〔33の親〕はうまくいかないときの対処が上手なのです。
自分のせいではないけれど人に迷惑をかけてしまった。交渉が八方ふさがりで前にも後ろにも進めない。そんなとき、〔33の親〕に相談してみましょう。もしかしたら〔33の親〕の答えはあなたの望むものではないかもしれません。たとえば「そんなこと気にしないで温泉行っちゃおうよ」とか「あなたは悪くないけど謝っちゃおうよ」とか。むしろイラつくようなことを言うかもしれませんね。
でも他人が絡む場合にはそれが正解だったりします。いったん気持ちを落ち着かせることや白黒はっきりさせないことが、解決に結びつく場合もあります。
〔33の人〕は、問題に向き合うというより、問題を手放すことや、問題を見る目(価値観)をまったく別のものにすげかえることを教えてくれるはずです。ピンチのときには頼ってみてください。でも平常モードのときはあなたが〔33の親〕をリードしてね。


〔鍵の数5の子ども〕×〔33の親〕

〔33の親〕はあなたのダメなところを理解してくれる親です。あなたは気を使う人です。気を使うのはコミュニケーション能力が高い人の特徴ですが、その能力を神経をすり減らしながら使っているようです。〔6の人〕がいとも簡単に人の心を攻略するのに比べ、あなたは「一生懸命」、相手が喜んでくれているか、相手の気に障っていないかをいつも見極めようとしています。
〔33の親〕はそんなあなたにとって、気の休まる相手です。あなたの、思い通りにいかない焦燥感や努力が報われないつらい気持ちを、そのまま受け止めてくれます。
励ましたり、解決しようと手伝ったりはしないかもしれません。
でも、だからこそあなたは〔33の親〕には本音が言えます。つらいことがあると何かに逃げるクセのあるあなたですが、せっかく〔33の親〕がいるのですから、自分の弱い部分や格好悪い部分を存分に見せて、一緒にグズグズしてもらいましょう。
つらい気持ちをそのまま共有してくれる親はなかなかいません。貴重な相手です。そして気がすむまで落ち込んだらもう一度トライしてみましょう。あなたにはやりたいことが(そして、才能も)あるのですから!


〔鍵の数6の子ども〕×〔33の親〕

あなたは〔33の親〕の憧れの人かもしれません。〔33の人〕は周りから浮いてしまうことが多いようです。人目を気にしなかったり、服装にあまり気を使わなかったり、発言が自由すぎたり。
〔33の親〕は、あなたについて「私の子どもはなんて素敵なんだろう」と思っているはずです。学力の高さ、まわりとうまくやっていくスキル、外見もおしゃれで洗練されている様子など、惚れ惚れしています。
もともと〔33の親〕は子どもが周囲から優秀に見られることよりも、元気でいることを望んでいますが、それでも自分の子どもの能力が高いことは嬉しいでしょう。自分にない協調性と社会性をそばで見ながら「うまくやってるな」と感じていることと思います。あなたは自慢の子どもなんですよ。


〔鍵の数7の子ども〕×〔33の親〕

不思議と通じ合っている親子です。
〔7の人〕はゾロ目と通じ合うことが多い数字です。1〜9の数字の人のなかでも、7のあなたはゾロ目の人たちと特別な回線を使って通じ合っているような感覚があります。わざわざ言葉で説明してもらわなくても「あ!わかる!」とピンとくる感じですね。
〔33の親〕はあなたにあれこれ言わないでしょう。あなたを自分の子どもというよりもひとりの人間として認めているようです。おたがいが自由に生きていければよいというスタンスです。あなたを尊重しているのです。あなたも〔33の親〕のちょっと浮世離れしているところを気にしないでいるので、ちょうどいいバランスです。
いい話し相手になることでしょう。


〔鍵の数8の子ども〕×〔33の親〕

〔33の親〕はあなたに何を教えてくれたでしょうか? 自由と博愛?
〔33の親〕はとても愛情深く素晴らしい存在です。しかし、心配なのはあなたが理想とするような社会性のある親だったかどうかです。
〔33の人〕は世間のしがらみや一般常識などを軽んじるところがあります。「そんなことよりもっと重要なのは命だ」と考えているようです。一方、あなたにとっていちばん重要なのは社会的立場だったりします。それは親の教育によるものではなく、持って生まれたものです。ですから、あなたがとても大切にしているプライドを〔33の親〕が大切にしてくれなかったかもしれません。たとえば、学生のころ、目標としていた成績に到達できず悔しい思いをしているのを理解してくれないとか、友人にバカにされたことに腹を立てているのを〔33の親〕に「そんなこと」と笑い飛ばされた経験はありませんか?
〔33の親〕はあなたから見ると軽率で浅はかに見えるかもしれません。
そんなときはこう考えてください。〔33の親〕は自意識のつらさはすでに超えているのだと。〔33の親〕も、かつては苦しい思いをしてきたはずです。〔33の人〕というのは若いころに苦労をする運命になっているからです。そして、それを乗り越えたあと、33なりの人生をいま味わっている。ですから、ぜひあなたが〔33の親〕に不満があるのであれば、それを〔33の親〕にぶつけてみてください。あなたの気持ちを率直に投げかけてみてください。〔33の親〕はきっとあなたが思っているよりも多くの引き出しを持っていて、あなたの人生がより良い方向に向かう手助けをしてくれるはずです。


〔鍵の数9の子ども〕×〔33の親〕

和やかな組み合わせです。しかし、スタンスとしては〔33の親〕とあなたは正反対です。
気苦労の多いあなたと、のんきな〔33の親〕。いつも何かを一生懸命考えているあなたと、ふわっと幸せだといいな〜と思っている〔33の親〕。生き方や価値観が180度違っても、ふたりはおたがいを大切に思いあっています。あなたがいると〔33の親〕はほっとします。あなたも〔33の親〕がいてくれると安心しますね。
〔33の親〕は人に流される人です。周りから見ると軸がぶれているように見えます。あなたもそう思っているかな? しかし生き物としてどう生きるべきかという普遍的な軸はしっかりしているのです。常識って永遠に変わらないように思えますが、時代の変化によってどんどん更新しているものですから、〔33の親〕の骨太の普遍性は、頼りになるはずです。
ただし、生きていくことにのみ忠実であろうすると、時に周りとの軋轢を生むことにもなります。「ルール守らなくてもいいじゃない」「悪い人でも許してあげればいいじゃない」なんてことを、場の空気を読まずに発言します。あなたはハラハラしますよね。
〔33の人〕には今生において何かお勤めがあります。どんなモチーフのお勤めかはわかりませんが、〔33の親〕の生き方のなかにそのモチーフは見え隠れしているはずです。そこをあなたが理解してくれて、あなたの知性とバランス感覚を、〔33の親〕が使命を果たすために駆使してもらえれば、素敵だなと思います。


〔鍵の数11の子ども〕×〔33の親〕

〔33の親〕はあなたがいてくれて安心です。あなたは頼りになる人ですから。実生活ではあなたが上に立っているでしょう。
〔33の親〕は、人や社会と共存している意識があります。人を生かし、人に生かされている人です。もしかしたら、いつもがんばっている〔11の人〕の目には、甘えているように映るかもしれません。「ここまでがんばったから、あとはだれかがやってくれるんじゃないかな〜」とか「飽きちゃったからもうやめちゃおう」などと言い出す〔33の親〕に対して、「無責任だ!」とあなたは憤ることもあるでしょう。
でも〔33の人〕は、「人はひとりでは生きられないからね。頼ることもあるし頼られることもある。それでいいのだ。(どこかで聞いたセリフ!)」と思っているのです。
あなたは使命感の人、いつもだれかのために一生懸命です。「やらねばならぬ」ことがたくさんあります。しかし〔33の親〕は、あなたに「もっと人にやってもらいなさい」と教えるでしょう。あなたが力を出し切らないように、そして他人にも活躍の場を与えるように。「私疲れちゃったから変わってくれる?」「もう嫌になっちゃったからやっといてくれる?」11のあなたが、そんなふうに気軽に人を頼ったら、周りの人もすごく楽チンに生きていけるのです。
〔33の親〕は、あなたよりも広い視野を持っている人です。ゆっくり話をしてみてください。というか忙しいあなたは、〔33の親〕と話す時間を作ってくださいね。


〔鍵の数22の子ども〕×〔33の親〕

珍しい組み合わせですね〜。〔22の子〕×〔33の親〕という組み合わせにお会いしたことがありません。該当する方はぜひご一報ください。お話ししたいです。
おふたりはゾロ目の家系なのだと思います。〔33の親〕の親御さんや兄弟の数字を調べてみてください。11、22、33といったゾロ目がたくさんいると思います。
前にも書きましたが、私が数秘をやっていて感動したことのひとつに、ゾロ目の家系があるという真実があります。そしてその家系には何か人を「助けるお役目」が与えられているようです。
この親子関係をお持ちのふたりならばきっとその家系でしょう。
あなたが22で親が33の場合には、きっとイニシアティブはあなたが持っておられるのだろうと思います。外からは少なくともそう見えます。実働は22のあなたで、〔33の親〕はもしかしたら何もしてないように見えるかもしれません。
いずれにせよ、おふたりには何かお役目のモチーフがすでに示されていると思います。たとえば事業を成功させて儲ける、教職に就いて多くの生徒を指導する、地域医療に携わる、弱者を助ける運動に関わるetc.
どんなモチーフであっても、おふたりの大きな目的はだれかを助けて生きていくということだと思うので、ぜひがんばってください!


〔鍵の数33の子ども〕×〔33の親〕

〔33の人〕は基本的に自分がわからない人です(この「自分がわからない」というのは33特有の感覚です)。
そのわからない人が、親子で存在しているとうのは、やはりわかりにくい人生を送るのかもしれません(笑)
しかし、ふたりには大きなミッションが与えられています。ある程度の年齢になるまで、ミッションが何であるかはわかりません。でも、必ずおふたりの生まれてきた意味は、人生のどこかでつまびらかになります
もしかしたら〔33の親〕が成しえなかったことを、あなたが引き継いでいくような時間のかかるミッションを抱えているのかもしれません。ぜひ、ご自分たちの人生を何度も振り返りながら、大切に生きていってください。きっとどこかでふっと納得できる瞬間が来ると思います。きっとやりがいのある人生になりますから、楽しみにしていてください。

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